【ブラック・オーダー】エボニー・マウの強さ・能力について解説！【マーベル原作】

ブラック・オーダー最初のメンバーの一人、エボニー・マウ！

彼は高い知能を持ち、話術だけで他者を洗脳する。

エボニー・マウの誕生・能力・活躍エピソード

エボニー・マウの誕生

エボニー・マウは、サノスの配下にあるブッチャー中隊に所属する殺し屋のエリートとして登場した。

ちなみにこの中隊にはプロキシマ・ミッドナイトも所属していた。

この時のサノスは多くの戦闘員を支配下に置いており、マウもその中の一人として宇宙ステーションのゼロ・サンクチュアリで生活していた。

その間、マウはリーダーであるサノスをより深く理解するため、彼をよく観察するような行動を取っていた。

ある時サノスとブッチャー中隊はメイガスの陰謀を阻止するために出動し、ゼン・フーベリスという名の種族をほとんど根絶やしになるまで虐殺した。

その種族でたった一人生き残ったのが、ガモーラという名の少女であった。

サノスは何故かガモーラだけを殺さず、基地へと連れ帰り捕虜とした。

その様子を観察していたマウは、この少女がサノスにとって何らかの重大な意味を持つ存在であると確信し、ブッチャー中隊に勧誘する目的でガモーラが閉じ込められていた独房の扉を開いた。

しかしガモーラはマウの言葉に耳を貸さず、独房から逃げ出してしまう。

ガモーラを逃がしてしまったマウは、中隊のメンバーに事情を説明し、少女の捜索を手伝うよう話した。

ブッチャー中隊は協力してガモーラの捜索を開始したが、逃走したガモーラを最初に見つけ捕らえたのは、サノスだった。

サノスはガモーラが独房から逃げ出した原因をブッチャー中隊に問い詰めると、責任を取らせるためにマウではない中隊メンバーの一人を殺害した。

その後ブッチャー中隊はサノスの部下から厳しい尋問を受けることになるのだが、マウはガモーラを手中に収めることを諦めておらず、彼女を交渉材料に利用してゼロ・サンクチュアリを手に入れる計画を実行しようとしていた。

ゼロ・サンクチュアリの乗っ取りを本格的に始動させた中隊は、反乱を起こすと同時にサノス唯一の弱点に見えるガモーラを捕らえようと躍起になった。

ゼロ・サンクチュアリの宇宙ステーション内で反乱が発生したことを知ったサノスは、ガモーラを見捨てる形でゼロ・サンクチュアリを放棄し、放棄した宇宙ステーションを迫ってきたメイガスの艦隊に衝突させることに使用した。

ガモーラは敵に囲まれながらも宇宙ステーションからの脱出を成功させ、エボニー・マウとプロキシマ・ミッドナイトもサノスがゼロ・サンクチュアリを破壊しようとしていることに気付いて逃走した。

ゼロ・サンクチュアリを手に入れる計画が失敗に終わった数カ月後、マウとミッドナイトはサンクチュアリⅠでサノスと再会した。

この時の二人は既にサノスに対して反乱を起こそうなどという意思を持っておらず、再び配下になることを希望した。

するとサノスは、マウとミッドナイトの二人を「ブラックオーダー」という部隊の最初のメンバーに任命した。

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エボニー・マウの能力

洗脳能力

エボニー・マウは​​97もの言語を話せることから分かるように、超天才クラスの高い知性を持っている。

そのため他者の思考プロセスを掌握する能力と話術に長けており、言葉だけで相手のマインドをコントロールして自分の意のままに行動させることができる。

加えてエボニー・マウは洗脳に成功した人物の前に幻影として現れることができ、細かい指示や追加の指令を伝えることができるようである。

テレキネシス能力

エボニー・マウはテレキネシス能力を持っており、念じるだけで物体を持ち上げたり変形させることができる。

また、手の平で火の玉を形成し敵に向けて放つなどの攻撃手段も持つ。

基本的にマウは洗脳やテレキネシス能力で戦闘を行うが、肉弾戦による近接戦闘の心得も持っている。

テレポート能力

エボニー・マウはテレポーテーション能力を持っており、星間規模の距離を一瞬で移動することができる。

また、自分以外の他者を複数連れた状態でも一緒にテレポートすることができる。

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エボニー・マウの活躍

ブラック・オーダー

ブラック・オーダーに加入して数年後、エボニー・マウと他のメンバーは、サノスの指令で生きた惑星エゴを破壊する作戦に取り掛かっていた。

しかし知能を持つ狡猾な惑星エゴを破壊することは難しく、任務は失敗に終わった。

その後サノスの注目は地球へと移行し、アベンジャーズがビルダーズと呼ばれる敵勢力と戦うために一時的に地球を離れたタイミングで、侵攻を開始した。

エボニー・マウはドクター・ストレンジへの対抗手段として派遣され、サノスの期待通りストレンジをコントロール下に置くことに成功する。

マウはストレンジを操りシュマゴラスを召喚させると地球を攻撃させ、さらに秘密結社イルミナティのスパイとして働くように命じた。

その後、イルミナティがサノスを倒すためにサノスの息子であるセインを捜索し始めた時、操られたドクター・ストレンジは他のメンバーよりも先にグリーンランドでその少年を見つけることに成功した。

ストレンジがセインを見つけたことを知ったマウは、ストレンジにセインを見つけた事実を忘れるように命じ、この場から立ち去るように命令した。

これで用済みとなったストレンジは、マウの洗脳から解放された。

だがそのすぐ後に、ブラックボルトがテリジェン・ボムを爆発させたことで、テリジェンミストに近い化合物が地球全体を覆い、セインはその影響を受けて能力を発現させた。

セインに発現した能力はとても強力なものだったがコントロールすることができずに暴走し、その結果彼のいた町は壊滅状態となった。

その様子を見ていたマウは、セインに近づくと発現した能力を制御するためのスーツを提供し、危険性を下げた上で捕獲した。

マウの報告を受けてグリーンランドにサノスがやってきたのと同じ頃、アベンジャーズもサノスを倒すためにグリーンランドに集結しつつあった。

するとマウはセインを解放し、彼自身の運命についての選択を迫った。

それはこれまで忌み嫌い逃げてきた父親サノスと戦うか、これまでと同じように逃げ続けるのか、というものだった。

選択を迫られたセインは自分の中の正義を信じ、父親であるサノスと戦うことを決意した。

セインは発現した右手に宿る能力を使い、サノスとその部下であるプロキシマ・ミッドナイトを琥珀色の結晶体の中に封印した。

その様子を見たマウはセインを称賛し、アベンジャーズが到着する前にセインを連れてグリーンランドを離れると、彼をサノスよりも優れた存在になるように訓練させることにした。

訓練の過程でマウはセインを惑星マラディに連れて行き、そこでサノスがこれまで行ってきた悪行を見せつけた。

そうすることで精神的に隙の生まれたセインをマウは洗脳し、コントロール下に置くことに成功する。

訓練を続け、さらにはブラック・ボルテックスとの出会いでさらに力を増幅させることに成功したセインは、ついに宇宙を征服するために動き出した。

セインの征服の旅は、最終的にブラック・クアドラントという地に辿り付いた。

そこはサノスが支配する場所であり、今はブラック・オーダーのコーヴァス・グレイヴが治める土地だった。

コーヴァス・グレイヴはセインとマウの襲撃に備え、カヴンと呼ばれる三人の魔女に協力を求めていた。

いざ戦いが始まると、魔女たちの力によってセインは能力を剥奪され、マウと共に捕らえられた。

捕虜の身となったセインは、いつかエボニー・マウが自分を救いに来てくれると信じて８か月もの間待ち続けた。

だがマウは自分のことしか考えておらず、得意の話術で捕らわれの身から抜け出すことに成功すると、セインを置いて一人で逃走していたのだった。

コンテスト

ある時エボニー・マウは、グランドマスターと敵対するチャレンジャーによって、再結成されたブラック・オーダーに強制的に戻されていた。

チャレンジャーは宇宙規模で開催されたコンテストに出場し、そこでグランドマスター率いるリーサル・リージョンというチームと戦うことになっていた。

それに対し、チャレンジャーはブラック・オーダーを率いて戦おうとしていたのだ。

ゲームの開催場所に地球が選ばれると、両チームはまず地球を調査するためにテレポートした。

設けられた調査期間にも関わらず、両チームは小競り合いを起こしたが、その出来事によってゲームの進行には地球のヒーローたちが邪魔であることに気が付いた。

ブラック・オーダーは予告も無しにアベンジャーズ・マンションを爆破し、勝負にヒーローたちが介入してくるのを未然に防ごうとした。

だがアベンジャーズは爆発が起きる直前、ボイジャーによって安全な場所へとテレポートされていたため、生き残っていた。

そのためゲームが進むと、ブラック・オーダーとリーサル・リージョンの戦いは、アベンジャーズの介入によって中断させられた。

仕切り直された次のラウンドでもアベンジャーズの邪魔が入り、その戦いでエボニー・マウは倒された。

さらにはコーヴァス・グレイヴもローグによって倒されてしまったため、残りのメンバーたちは撤退を余儀なくされたのだった。

ブラック・オーダーがアベンジャーズに敗北したことでコンテストが終了した後、ブラック・オーダーのメンバーたちは再結集して惑星アンガルガルへと逃亡した。

すると逃げた先の惑星にグランドマスターが現れ、行き場の無い彼らにシンナリアン帝国を崩壊させよとの任務を与えた。

ブラック・オーダーはその任務を受けることにし、シンナリアン帝国への侵攻を開始したが、その数日後には敗北して全員が捕らえられた。

刑務所に入れられ処刑を待つだけの身となったエボニー・マウは、死を逃れるためにシンナリアン帝国のアティカン皇帝に取引を持ち掛けた。

その内容は、今後はアティカンのスパイとして働き、さらに用が済んだらコーヴァス・グレイヴを殺害するというものだった。

その後、シンナリアン帝国のレジスタンスが刑務所を強襲し、ブラック・オーダーを脱獄させることに成功した。

レジスタンスは帝国に革命をもたらすためにブラック・オーダーの力を借りたいと考えており、帝国の強力な宇宙兵器であるガブリエルの弓を破壊してほしいと依頼してきた。

しかしブラック・オーダーは話し合いの結果、将来的にはサノスが支配していたブラック・クアドランドに戻り、そこでかつての栄光を取り戻すためガブリエルの弓を破壊するのではなく盗み出すことにした。

その裏でマウは、アティカン皇帝にレジスタンスの基地の位置情報を伝えていた。

その後帝国に基地が襲撃されると、レジスタンスはすぐに基地の場所を移した。

その後レジスタンスのリーダーであるピースメーカーは、弓の鋳造に必要な超希少金属オンデュシウムが船で輸送されようとしているという情報を掴み、ブラック・オーダーを向かわせた。

船は洗脳されたノヴァによって護衛されていたが、ブラック・オーダーは金属の強奪に成功したのだった。

それと時期を同じくして、マウは再びアティカンにレジスタンスの新しい基地の位置情報を流した。

その後マウは自分が帝国側のスパイだったことを明かすと姿を消し、レジスタンスのリーダーであるピースメーカーは捕らえられた。

レジスタンスが崩壊したことを喜ぶアティカン皇帝に近づいたマウは、彼を洗脳してコントロール下に置いた。

そして簡単にガブリエルの弓を盗み出すと、それをコーヴァス・グレイヴに渡し、ブラック・オーダーの仲間以外を歪んだモンスターへと変貌させたのだった。

シンナリアン帝国の崩壊を成功させたブラック・オーダーの前に、再びグランドマスターが現れた。

彼はブラック・オーダーがたった５人で帝国を崩壊させられるか、皇帝と賭けをしていたと話した。

賭けに勝ったことで、ブラック・オーダーはグランドマスターから任務を受ける部隊として存続を許された。

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エボニー・マウの強さ

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しかし本作は、ただのスピンオフでは終わっていないことが最近判明しました。

映画「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」にて、ドクター・ストレンジがマルチバースの扉を開いてしまったことにより、「ホワット・イフ…?」で語られたキャラクターたちが「ドクターストレンジ／マルチバース・オブ・マッドネス」に登場する可能性が浮上したのです。

「マルチバース・オブ・マッドネス」の予告映像や宣伝ポスターなどに、アニメで登場した人物やアイテムと見られる存在が確認されています。

そして実際に、アニメで初登場を果たした「キャプテン・カーター」が「マルチバース・オブ・マッドネス」にも登場して大きな話題となりました。

そのため今後、映画を最大限楽しむためには、ドラマと合わせてアニメの視聴がおすすめ！

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